
不思議な魅力と癒しを届ける「エイリアンちゃん」の世界
AOISIMON個展「COMIC WORLD」インタビュー!
今回は、神保町のNew Galleryで開催された個展「COMIC WORLD」に際して、個展のタイトルや空間構成に込めたこだわりをはじめ、作品の中心的な存在である「エイリアンちゃん」についてや今後の活動の展望まで、詳しくお話を伺いました!🦉
1996年東京生まれ、大分県別府市育ち、福岡県在住。
14歳の頃より活動を開始し、「エイリアンちゃん」というマルチバースの次世代漫画を制作。
鮮やかな色彩によって輝くエイリアンは、性別や身体的特徴に囚われず、社会の中で生きている人々の代弁者として、 それぞれのアイデンティティと自尊心を受容し、私たちが本来持っている無条件に愛を認め合う能力を讃える役割を担う。
<New Gallery>
2024年3月に東京・神保町にオープンしたアートギャラリー。
“アートに存在しうる新しい〈 ? 〉、無限の〈 ? 〉。”
をコンセプトに既存の枠組みにとらわれないアートとの出会いを提供。
個展「COMIC WORLD」について
―福岡の個展から、個展のタイトルを「COMIC WORLD」とつけられていますが、タイトルの意図を教えてください。
僕は今年、名前を SIMON から AOISIMON(アオイシモン)に改名しました。僕は10代〜20代前半に漫画家をしていて、当時使っていたペンネームに名前を戻した形になります。より血の通った人間味のある作家として活動していくことができるように。本名のアオイを使った名前です。僕の育った環境含めアイデンティティである漫画をテーマとして、改名のタイミングで大きなテーマをコミックワールドにしました。

―New Galleryでは2度目の個展となりますが、前回との構成の違いをお聞かせください。
前回は大きな立体作品を展示しペイントの作品が少なかったですが、今回は立体作品を置かず、全部ペイント作品にしました。僕が1番見て欲しいのはペイント作品です。僕のペイント作品はカラーが対照的で似たような作品もありますが、全部手で描いています。SNS、AIが発達している今の時代、手で書いている作品の良さを、足を運んで見てもらいたいです。写真では伝わらない良さが少しでも伝われば、あえてそれをする意味があると思っています。

―大小さまざまなサイズの作品を制作されていますが、作品を展示するにあたって、空間の使い方や作品の配置など、こだわっている点があれば教えていただけますでしょうか。
1番大きい作品は高さ180cmです。真ん中にあえておかず入ってすぐ見える位置に置くことで、引いて見ることができるように意識しました。離れて見ることができるように空間には物を何も置いていません。他の作品は、メタルの作品、カラフルな作品、と雰囲気ごとにゾーンを分けて、見る人が見やすいようにしました。




―前回と変わらず伝えたいテーマ・作品に一貫してあるこだわりがあれば教えてください。
エイリアンちゃんそのものは変わっていないと思います。それは癒しです。日常にちょっとした非日常の癒しを。そのテーマは変わってないです。

宇宙を旅する「エイリアンちゃん」
―誕生のきっかけを教えてください。
僕が元々漫画を描いていたときは、オールジャンルの読み切りを書いていました。その中でずっと人間を描いていました。でも僕はそのとき、人間を描くことに違和感を感じていました。それで、子どもの頃から無意識にわかる存在ってなんだろうと考えた結果、それがエイリアンでした。何故か見たことないのに見たことある気がする。そんなアイコンです。

―性別や見た目にとらわれない「エイリアンちゃん」は、見る人によってさまざまな受け取り方ができるキャラクターだと思いますが、鑑賞する方にはどのような存在として感じてもらえたら嬉しいですか?
心の隙間を少しでも埋める癒しの存在として感じてもらえたら、嬉しいです。

―「エイリアンちゃん」の制作を続けるなかで、当初は想像していなかった発見や変化はありましたか?
あります。エイリアンちゃんが海を渡って海外にでることです。それは予想していませんでした。今年は、バリ島、イギリス、韓国での展示があり、いろんな国で発表できるのは嬉しいです。

日々のインスピレーション
―制作中に聴く作業用BGMなどがあれば教えてください。
平沢進さんの音楽を聴いています。ニュース、ラジオをBGMとして聴くことも多いです。
―制作時のリフレッシュ方法、最近はまっている趣味などがあればお聞かせください。
ウォーキングです。アトリエにいると考え事が増えすぎて、頭がぐるぐるしすぎてしまうことが多いです。考えることを減らしてマインドリセットするためにしています。頭が真っ白になって、すごく良いリフレッシュになります。
―最後に、今後取り組んでいきたいこと、チャレンジしたいことを教えてください。
大きな目標はパブリックアートを作ることです。目立ちたいとかではなく、日常にエイリアンちゃんが溶け込んで欲しいという思いです。待ち合わせ場所だったり、そんな存在になれたら良いなと思います。そのために、今はコツコツ良い作品を増やしていきたいです。

画像で見たときには、デジタル作品かと思ってしまうほど迷いのない伸びやかな線で描かれた、ポップで可愛らしい「エイリアンちゃん」が印象的でしたが、実際に作品を目の前にすると、どこか温かく、安心するような感覚を覚えました。エイリアンという少し異質な存在でありながら、不思議と周囲に溶け込み、見る人に心地よさを感じさせてくれる。そんな「エイリアンちゃん」の魅力を、作品を通して感じることができました。
AOISIMONさん、貴重なお話をありがとうございました!
【開催概要※本個展は終了しました※】
アーティスト名:AOISIMON
展示会名:COMIC WORLD
会期:2026年10月2日(金)~10月18日(日)
※2026年10月5日(月)のみ休廊
開廊時間:13:00〜19:00
料金:入場無料
会場:New Gallery|東京都千代田区神保町1-28-1mirio神保町1階
URL:https://newgallery-tokyo.com/aoisimon_comicworld
主催:New Gallery
●AOISIMON
・Instagram:https://www.instagram.com/s.simon000/
●New Gallery
https://newgallery-tokyo.com/
・Instagram:https://www.instagram.com/newgallerytokyo/
・X:https://x.com/newgallerytokyo
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