DREAM CONCERT in JAPAN 2023 -Hello, My Friends-

REVIEW
Text by Hideyuki Amano (SHIRITAIKUN) Photo by Lamb&Mica
韓国を代表するK-POPフェス「DREAM CONCERT」がついに日本初上陸!日韓の新しい文化交流の機会として、「HELLO, MY FRIENDS!」のテーマのもと開催されたDREAM CONCERT IN JAPAN 2023。AB6IX、KINGDOM、DREAMCATCHER、KIM JAEHWAN、JO1、INI、JUNSU、J-JUNら人気アーティストが多数出演。1ST、2NDステージの2部構成となった公演のハイライトをレポートします。
<DREAM CONCERT>
DREAM CONCERTは、1995年にスタートし毎年5月に韓国で開催される最大規模のK-POPフェスティバル。毎回、K-POPを代表するアーティストが多数出演しており、5月27日釜山アシアード主競技場で行われた「2023 DREAM CONCERT」には、JO1やNMIXX、ITZY、OH MY GIRLらが出演。今回、日本で開催された 「2023 DREAM CONCERT in JAPAN : Hello, My Friends!」は初の海外公演となった。

観客席が暗転しステージ上にスポットライトが当たると共に登場したのは、イベントのMCを務めるBTOBソンジェ、元 IZ*ONE/HKT48の矢吹奈子、出演グループのひとつKINGCDOMの一員としてパフォーマンスも行うフォンの3人。ドリームコンサートジャパン2023は、期待と興奮に満ちた雰囲気の中オープニングを迎えました。

トップバッターには6月26日にCNBLUヨンファのプロデュースでデビューシングル”Over The Rainbow”をリリースしたHi-Fi Un!cornが登場。人気K-POPアーティストのカバーメドレーを披露しTOPバッターとして会場を大いに盛り上げました。日韓合同のバンドオーディション『THE IDOL BAND』のファイナルで彼らを優勝に導いた曲「ドレミファソウル」も披露。

続いて、これからのライジングスターアーティストとして、ILY:1、DXTEEN(2NDステージのみ)、AIMERS、CLASS:Yなどフレッシュな注目株のグループが登場。ILY:1は最新のミニ・アルバムからグローバルチャートもにぎわせた”Twinkle, Twinkle”をパフォーマンス。大きなステージで緊張したと言いながら、正統派清純グループらしいキュートなダンスも披露した。AIMERSがサビのフレーズで曲が始まる曲”BUBBLE”で登場。自然と体が動く清涼感あるポップチューン。一曲だけのプレイで名残惜しい気持ちを残しながら、CLASS:Yにバトンタッチ。ネオガールズクラッシュのコンセプトそのまま、サビのダンスがCOOLな”ZELOUS”をパフォーマンス。2ndステージではILY:1に続く形で、JO1、INIが所属するLAPONEエンタテインメント所属のDXTEENが登場。初々しさ全快のさわやかデビューシングル“Brand New Days”を披露。

MCにはソンジェと矢吹奈子の二人だけが登場し、そこに姿のないフォンは他のメンバーと共にKINGDOMのメンバーとしてステージに登場。ファンタジックで幻想的なイントロと共に一機にキングダムワールドへ。一曲目Dystopiaに続き、Karmaでも鬼気迫るパフォーマンスを披露。KINGDOMを特徴づける幻想的な2曲を披露し、力強いパフォーマンスで存在感をアピールしていた。これも特徴的なメタルサウンドとともにDreamcatcherの登場。Bonvoyage、Screamをパフォーマンス。青髪が印象的なシヨン、ライブでも絶品の歌唱力で観客の心をぐっと掴んでました。

MCを挟んで登場したのはオーディション番組のかなり高い倍率の競争を突破しWanna one入りし、グループのメインボーカルとして活躍したキム・ジェファン。ステージにはギター一本で現れ、やさしい声で伸びやかに”Snail”を歌唱。大ヒットドラマ「愛の不時着」のサウンドトラックにも参加したことでも話題となったが、続いて劇中でのとても切ないシーンが思い出される”Someday”を披露。切ないハスキーボイス、でも力強い、どこまで届くのかという圧倒的な歌声を会場全体に響かせました。曲の終わりには、その余韻をかみしめるようにしみじみとした拍手。MCでは数日後に控えたアルバムについてお知らせ。イメチェンにチャレンジしダンスもかなり頑張って練習したそう。期待しよう!最後は最新シングル、切ない口笛のフレーズで始まるSpring Breezeを歌い上げ、爽やかにステージを去ってゆきました。

そしてAB6IXが登場。白いジャケットで登場した(2ndはブラックでよりクールに決めてました)4人は5月に発売された7枚目のEP「THE FUTURE IS OURS : LOST」のリード曲Loserをパフォーマンス。Loserの疾走感のまま、2曲目にSugarcoat。ダンスもボーカルもラップも全部かっこいい。さらにウジンのローボイスラップがクールなsaviorでアッという間の3曲。ちなみに2ndでは3曲目をSurrealにチェンジ。この流れもめちゃ良かった。8月には来日コンサートが予定されているとのこと。

そしてJO1へ。アナウンスを待たずに地響きのような歓声とともに会場の雰囲気はガラッと変わり一曲目tigerでショーをスタート。11人で迫力あるステージングを見せ、続けてComma、MCを挟んでstayを披露。そして、SuperCaliから間髪を入れずにラストのTriggerへ。一曲一曲のパフォーマンスのクオリティはもちろん、セットリストも緩急ついて完璧な流れで、満足度と完成度の高い納得のショー。

2ndステージに登場したINIも同様に、会場は圧倒的な盛り上がりに。”Dramatic”で幕を開け迫力のダンスとラップを披露して間髪入れず”119”、グループ結成にも深い関係がある曲として”One”へ。この日一番の歓声だったのでは。そして透き通るボーカルで始まるミドルチューン”Brighter”からラストは”FANFARE”。ショーを締めくくるアッパーなダンスパートにメロウなボーカルがめちゃめちゃカッコイイ。JO1同様に本当にあっという間に終わってしまったという印象。

 JO1のショーの興奮を受けて、ジュンスが登場。


背中に光を浴びてそこにある立ち姿だけで、会場の空気が変わるたたずまい。1曲目は12年発売のソロアルバムのイトル曲、”Tarantallegra”を披露。クールで抑制されているが強烈なビートで徐々に高みに連れていかれるよう。相変わらずのダンスと歌唱力。前回ドリームコンサート出演は2018年、15年ぶりに、それも日本でとても嬉しい、とのことで、ファンもきっと同じ気持ちだったのでは。生歌、ダンスはK-POPレジェンド、流石の貫禄。一方、クールなパフォーマンスと曲間のトークでも会場を盛り上げており、違うグループ目当てで来ていたお客さんも一緒に楽しんでいたと思う。ジャケットを投げ捨てるだけで歓声が上がる色気、2曲目”HANA”を切なく歌い上げて、最後はロックに”Incredible”でパフォーマンスを締めくくった。

コンサートのとりはお待ちかねのジェジュン。MCのソンジュとのインタビューコーナーに続いて”One Kiss”でパフォーマンスをスタート。バンドを従えて壮大なバラードをジュンスならではの甘い歌声で歌い上げ、続いてこれもシックなバラードTender loveを熱唱。”Forget me not”、”Glamorous Sky”と日本語カバーを披露し、ラストはHYDEプロデュースの日本語曲、”Breaking Down”で締めくくった。

熱狂のうちにエンディングを迎えMCの登場で閉幕となるかと思いきや、、ジュンス、ジェジュンの二人が再度ステージに登場。大歓声に迎えられ(軽快なトークをはさんで)、二人で「六等星」を披露。感動のフィナーレを迎えました。

今回イベントの出演者は以下のとおり。

(出演順)
Hi-Fi Un!corn
ILY:1
DXTEEN 2ndステージのみ
AIMERS
CLASS:Y
——-
KINGDOM
DREAMCATCHER
——-
KIM JAEHWAN
——-
AB6IX
JO1 1stステージのみ
INI 2ndステージのみ
JUNSU
J-JUN

[Information]
・2023 Dream Concert in Japan : Hello, My Friend
Official Site : https://dreamconcertjapan.com/
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