[ICBA 2023] UMBC BOOKSTOREダーシーさん、ICBAジョナサン・ビーボCEOインタビュー
1927年設立。独立系のカレッジストアが加盟する非営利団体。ICBAは、ストアオーナー、教員、スタッフ、学生で構成されており、会員に対し効率的かつ持続可能な運営を行えるようにトレーニング、ツールやリソースを提供し、様々なサポートを行っている。
UMBC BOOKSTORE マネジャー、ダーシー・エリオンさん
最初にダーシーさんのお仕事をお聞かせください。
メリーランド大学バルティモアカウンティ校(UMBC)の生協売店で、主に書籍と文具のマネージャーをしています。わたしはこの大学の卒業生で数学を専攻していたんですが、生徒数は増えており、現在、過去最高の約15,000人の生徒が在席しています。
昨年から、日本の文具、特にコクヨの商品を販売されていますが、なぜ、日本の文具を扱ってみようと思ったのですか?
昨年、このICBAで御社の事を知って、扱ってみることにしました。
すべての商品を知っているわけではないけど、ちょうど私の同僚が御社から仕入れした商品を使っているのを見て、いいなと思ったので。
アメリカの文具と比べて、どの点がよいと思いますか?
アメリカのサイズと比べて少し小さいし、いろいろなサイズのものがあるし、色もとても気に入りました。アメリカのノートはかさばるし、大きくて、持ち運びするのが好きじゃなくて。ソフトで、小さいところがとても気に入っています。とても美的で、センスが良いと感じるし、デザインがいいです。
アメリカの文具は普通の物が多いけど、日本の文具はヴァリエーションが豊富だし、たぶん、それが惹きつけられる理由だと思います。
あとは価格です。私たちはオンラインでは販売してないし、もし日本の文具をオンラインで買ったら高いけど、私たちの生協のお店で買えばとても気軽に買えるし、お店で見てすぐ買えるのも魅力の一つです。確かにアメリカ製のほかの文具と比べたら少し高価だけど、まったく違う体験ができるというのことはとても魅力的です。アメリカの文具は安いけど、リフィルできないし、質もあまり良いとは言えないし。入荷して商品を店頭に並べたらすぐ売れてくいくし、とても人気です。
最近は、いろいろな国からの留学生も多いし、もちろん、韓国人や日本人などアジアの学生も増えているから、それに日本語学科というのもあるから、とても学生は喜んでいるようです。教科書を買いに来たついでに、文具も買っていってくれています。
彼らは、どうやって新商品の情報などを手に入れているのでしょう。
彼らがお店に来て、新商品を見て、そこでとても興味をもってくれ、実際に購入してくれます。
日本ではコロナ禍を経て、学生が大学生協のお店に来なくなっていましたが、あなたはどのようにして、そんなにたくさんの学生をお店に来させているんですか?
やっぱり、Tiktokなどのソーシャル・メディアです。
アルバイトの学生にマーケティングなどを手伝ってもらってるんだけど、彼らは、自分たちでTikTokを作ってそれで販促しています。学生がやるほうが私がやるよりよっぽど慣れているし、とても効果的。特に、私たちはオンライン販売をやっていなから、お店でしか買えない商品を宣伝すると、学生はお店に来てくれます。わざわざお店でしか買えないことも、生徒たちにとってはいいのかもしれません。
あなたたちのサイトもクールですね。楽しかったです、ありがとう!
ダーシーさん、ありがとうございました!!
ICBA ジョナサン・ヴィーヴォCEOインタビュー
会場ではICBAの理事、ジョナサン・ヴィーヴォ氏にもお話を聞くことができました。
お忙しい中、ありがとうございます。
私自身は初めてICBAの大会に参加させてもらいましたが、会場の活気に驚いています。当社は、日本からは初めてのベンダーとして、去年からICBAに参加させてもらっていますが、大学からの反応もよくとても可能性を感じています。このようなベンダープログラムは、無駄がなく、そして情報もいきわたり、とても良い仕組みだと思います。ICBAの今後の戦略について教えてください。
ICBAのネットワークに参加している学校のために、面白くてユニークな商品を見つけることに興味があります。その商品を店頭に並べ、生徒ができるだけ多くのユニークな商品から選べるようにすることです。日本からの商品も好評とのことでした。
パンデミック以降、ネット通販の影響もあり、日本の学生は大学生協を以前ほど利用しない傾向にあるようです。このような市場の状況に対して、ICBAはどのように対応しているのでしょうか。
私たちは、学生と書店がオンラインと店頭の両方の体験のバランスを取れるような解決策を模索しています。店頭での買い物は増えています。パンデミック前の水準に戻りつつありますが、両者のバランスを取るよう努力します。
お二人ともお忙しい中、ありがとうございました!!
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